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Yet Another My Life On The Web

IT業界あるある話86連発 - アドレナリン・ジャンキー

体調が悪くなっていた間(2009年9月)に発売されていたデマルコ先生とその仲間たちの本を読み終えました。

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン

  • 作者: トム・デマルコ,ピーター・フルシュカ,ティム・リスター,スティーブ・マクメナミン,ジェームズ・ロバートソン,スザンヌ・ロバートソン,伊豆原弓
  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2009/10/22
  • メディア: 単行本
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IT業界じゃなくてもプロジェクトに参加していればいろいろな問題に対面するのは日常茶飯事。


リーダーシップ不在で大変な目にあった思い出話を1つ書きます。


前にいた会社で .NET(C#VB かは忘れました)で作られたスタンドアローンなシステムをWebサービスとして作りなおすことになりました。


お客さんの担当者はスケジュール管理のシステムなので Google カレンダーっぽく当時の話題になっていた Ajax を使ったシステムにしたいと望んでいました。


いろいろデモを見せてはアレがいいコレがいいと言ってくる人でした。作りなおそうとしたシステムもその担当者にいろいろ言われながら3人がかりで2年ほど掛けて納品されたもののようですが、ネットワーク対応していないので使えないと放置されていたところにうちの会社に社長の縁故で作り直しの話が舞い込んできました。


秋口に本格的に技術者3人+営業(社長)でプロジェクトが動き始めましたが、1人は翌年から米国に移住することになっており途中で住む家を探すために1ヶ月ほどプロジェクトから離れて渡米してしまいました。


もう1人はアラ還(60歳前後)の技術者で教育機関等で臨時講師を長く経験していた契約社員の方でしたが、アカデミック(学術的)な論理は理解しているものの現役のプログラマーとしては実力不足で年を越す前に解雇されてしまいました。


自分も数年後にプロジェクトの多忙による体調不良で同じ目に遭うとはその時は思いもよりませんでしたが。


年末が納期でしたがデモを顧客に持っていく度に細かい要求が出て終わらないので、12月くらいになって社長が元々のシステムを Web アプリケーションにするという約束を顧客としてきました。


個人的な観点でいうとその時点でプロジェクトはつまらないものになってしまいました。
結局12月末までにマスタデータの登録処理が作りこめず、年越し前の最後のレビューで言われたインタフェースの改善とともに翌年に継続することになりました。


正月休みが終わると先輩は退社して米国に移住してしまったのでほぼ1人で残りの処理を作ることになりました。


ほぼ1人と書いたのは、社員の婚約者の Web デザイナーや社長の知り合いの会社の新人をアルバイト的に雇ってプログラミングの仕方を教えながら進めていたからです。

プロジェクトの終了

社長が営業していた技術者が大手ベンダーのプロジェクト参入日に現れずに自分がピンチヒッターとしてプロジェクトに参入することになり、そのスケジュール管理のシステム自体は社長の知り合いの開発会社で引き継いでもらうことでほぼ終了となりました。


顧客の担当は特にインタフェース改善を望んでいて納期とかはあまり気にしていませんでしたが、社長はそのプロジェクトで利益がなかったので元のスタンドアローンなシステムを「そのまま」Web アプリケーション化することで話をつけて顧客に入金させようと考えていました。


自分は技術者なので顧客の担当者の要望に答えることを第一として仕事をしていました、その顧客から入金して貰うということには無頓着でした(小さい会社だったけどそれは社長・営業の仕事だし。

余談

このプロジェクトの終了したきっかけは自社のプロジェクト担当者(自分)いなくなったことでしたが、体調不良になって会社を辞めるときにこのプロジェクトでいくらの損をしたと謂れのないことを言われたのには言葉もアリませんでした(社長が紹介した技術者がバックれたことがもともとの原因です)。とここで私怨を書き込んでもしょうがないのでこれくらいにします。


リーダー不在のプロジェクトってこんな様ですよ、IT業界で3次〜5次受けの構内請負SEの派遣しかやっていないような会社が自社で受託開発するとなったときは特に注意して下さい。


最近は構内請負SE を派遣する会社がこの不況で全滅という話を就職セミナーで聞きました。
就職口が減るのは求職者からしたら大変ですが業界的には健全になると思うのでいい気味だと思います。